午前中の記事で「トラックボールマウス」をおすすめしましたが、道具を変えるだけでは片手落ちです。 実は、Windowsの初期設定のマウスの動きは、「遅すぎる」のです。
どんなに高性能なスポーツカーを買っても、エンジンにリミッターがかかっていたら速く走れませんよね。 マウスも同じです。
今回は、新しいマウス(もちろん今のマウスでもOK)の性能を限界まで引き出すための、「3つの必須設定」を紹介します。 これをやるだけで、カーソルの移動速度が倍になり、体感速度が劇的に上がります。
① ポインターの速度を「最速」にする

一番重要なのがこれです。 Windowsの標準設定では、マウスポインターの動くスピードが「普通」になっています。 これを「速く」してください。
設定方法
- Windowsキーを押して「マウス」と入力し、「マウス設定」を開く。
- 「マウス ポインターの速度」というスライダーを見つける。
- これを右側(速いほう)へ動かす。
最初は「速すぎて制御できない!」と思うかもしれませんが、慣れてください。 少ない手の動き(トラックボールなら親指の動き)で、画面の端から端まで移動できるようになります。 これが「疲れ」を減らす最大のコツです。
② スクロールの行数を「3」から「10」へ

Excelの長いリストや、Webサイトを見る時のスクロール。 カリカリ、カリカリ…と何度もホイールを回していませんか?
初期設定では、ホイールを1目盛り回すと「3行」しか進まないようになっています。 これでは日が暮れてしまいます。
設定方法
同じく「マウス設定」の中に、「一度にスクロールする行数」という項目があります。 デフォルトの「3」から、思い切って「6〜10」くらいに上げてください。
ホイールを「カリッ」とするだけで、画面がグワッとスクロールします。 長いPDF資料を読むスピードが、物理的に速くなります。
③ ポインターの精度を高める(加速ON)
これは好みもありますが、事務職には「ON」をおすすめします。
設定方法
- マウス設定画面の右側(または下)にある「その他のマウスオプション」をクリック。
- 「ポインターオプション」タブを開く。
- 「ポインターの精度を高める」にチェックを入れる。
これをONにすると、マウスを「ゆっくり動かした時は細かく」、「速く動かした時は大きく」カーソルが動くようになります(マウス加速)。 細かいExcelのセル選択と、モニター間の大移動を両立させるための機能です。
まとめ:設定を変えれば、体の一部になる
- ポインター速度を上げる。
- スクロール行数を増やす。
- 精度(加速)をONにする。
この3つを設定してから、もう一度マウスを触ってみてください。 今まで重たい荷物を引きずっていたような感覚がなくなり、氷の上を滑るようにカーソルが動くはずです。
「道具(ハードウェア)」と「設定(ソフトウェア)」の両方が揃って初めて、最強の生産性が手に入ります。

